◆人を縁で結ぶ もうひとつの和が家『縁家』

もっともっと出会いあふれる旅を楽しんで欲しい。
そんな旅人の気持ちから生まれた
『さっぽろゲストハウス縁家』

ゲストハウスという宿泊形態は
沖縄や京都などでは昔から浸透していましたが
全国に出来始めたのはここ数年で
まだまだ認知度は低いのです。

簡単な言葉で表すと『ホームステイ』的感覚。
知り合いの家にお泊りに行くんだ・・・そんな気分で気軽に来て下さいね。
あくまでも 家族として生活する感覚で楽しんで欲しいのです。
そして 安心して 思う存分旅を楽しんで欲しいのです。
同じ日 同じ場所に 引き寄せられる仲間・・・まさしく縁を結ぶ場所。

今日見つけたステキな場所やおいしかったもの。
目の前の新しい家族のような仲間に 感じたままに語る夜。
想像すると ワクワクしませんか?

だから 一人旅でも全然寂しくないし
初めての街でも 不安はいりません。
安心して 遊びに来て下さいね。

ホテルのように 何もかも揃ったサービスは出来ないけれど
日常では味わえない素敵な一期一会の出会いと
まるで我が家のような居心地の良い空間をご用意して
笑顔でお待ちしています。


縁家 ゆきねぇ。



◆縁家誕生までの道のり

仕事に追われる人生は、果たして幸せなのだろうか?
そんな疑問に日々後押しされ、半ば強引に仕事を辞め
2004年、旅人人生に足を踏み入れました。

インド一周旅・北海道全市町村巡り・沖縄30離島巡り。。。
自分の足の赴くままに、旅を続けていました。

特に沖縄の魅力にハマり、足繁く通っていたある日
私は何故、こんなに沖縄に足を運ぶのか?と考えてみました。
有り得ないほど美しい海。
北海道とは全く違う空気感。
見るもの、感じるものが、北の大地と全然違う衝撃の数々・・・
様々な魅力が溢れる沖縄ですが
『出会い』が何よりの
旅の収穫であることに気付きました。

沖縄に行くたびに、ゲストハウスを利用していた私は
小さな宿の中での『一期一会』の素晴らしさを毎回実感し
そして、その出会いにイチイチ感動し
もっともっと出会いを求めて、何度も飛んで行きました。


出会う人に『こうして出会えたのも何かの縁だ』と口グセのように呟き
そして、その縁を大事に大事にして、生きてきました。


しかし、いつまでも旅を続ける事は出来ません。
さらに、自分の欲望ばかりを満たす生活は

無常にも

こうした幸せを感じるココロを

私から少しずつ奪っていきました。


私はどこに向かえば良いのか。
旅をしながら、ずっとずっと探し物をしていました。
そんな2005年秋、とてもとても大切なものを失ってしまいました。

皮肉にも、あまりに突然の悲しい出来事のおかげで
人との縁の本当の大切さに改めて気付き
今まで以上に
縁した全ての人に感謝する気持ちが強くなりました。

それでも探し物は、なかなか見つからず
悶々とした日々を過ごしていた2007年初春
あれだけ探して見つからなかったモノを見つけました。

『我が札幌でゲストハウスをやろう!』

今までステキな出会いを山ほどもらったゲストハウスを
今度は自分の手で開けば良いんだ!
今までの出会いに感謝し、自分がされたように旅人を迎え入れ
この場所で恩返しすれば良いんだ!と。。。

旅を重ねたおかげで、札幌の魅力も再確認出来ました。

自分の欲望を満たし続けても、幸せは持続しない事にも気付きました。

誰かのために何かをすることが、何より幸せを感じる事が出来るのだと。



全てが繋がりました。
今まで自分が通ってきたこのイバラの道は
間違いなく、ここに行き着くための道のりだったんだなって。

ゲストハウス開業という野望を抱き始めて約2年。
野望を抱いてからの日々は
旅をしていた時以上の素晴らしい出会いの数々と
語り尽くせない苦しみが待ち受けていました。

その長い道のりを経て
やっとやっと、物件が決まった時の感動は、絶対忘れません。
紆余曲折の毎日を乗り越え、やっと出会えた
まさしく『縁』ある場所です。断言できます。

そんな私の大切なゲストハウスの名前は『縁家(えにしや)』
人と人を縁で結ぶ、一期一会のもうひとつの和が家の意を込めて
こう名付けました。

この場所が皆の、そして私自身の
最高の出会いの場になることを日々祈りながら
ここまで支えてくれた人への感謝の気持ちを忘れることなく
日々笑顔で皆様をお迎えして生きたいと思います。


2009年春

さっぽろゲストハウス縁家 
女将 荏原由記子

inserted by FC2 system